より安全な治療のために

術中ナビゲーション

脳神経外科の手術は、顕微鏡を使い、非常に緻密で繊細な技術が要求されます。少しでも違う場所を切除しただけで、神経障害がおこる場所があります。そこで、脳の中を正確に手術するために考え出されたのが、術中ナビゲーションシステムです。

 



ナビゲーションシステムは車に取り付けるカーナビのようなものです。
病変部とその周囲を立体的に描出してくれるので、手術をするときに、どこを切開して、どの方向に進めば安全に病変部まで到達できるのか、といったことが一目でわかります。
また、病変の広がり、重要な神経や血管の位置、手術している部位をリアルタイムに正確に表示してくれるので、神経や血管を傷つけることなく、病変部を残さず切除するのにも役立ちます。

脳腫瘍などの手術の際には、病変の局在や周囲の正常組織との関係を3次元的に把握することが重要です。これまでは術前にCTやMRIの画像を見ながら立体画像のイメージを作り、医師の経験と勘により、頭蓋のどこに穴を開ければよいか決めていましたが、このナビゲーションシステムがナビゲートしてくれます。

まず、術前にCTやMRIを撮像し、そのデータをナビゲーションシステムのワークステーションに取り込み、3次元データを作成します。これにより術前に手術計画、手術シミュレーションを行います。次に、術中に位置感知カメラにより患者の頭部顔面のデータを登録します。これにより、ナビゲーション表示ができ、実際の手術のナビゲーションをします。

このナビゲーションシステムは、主に脳腫瘍の手術に使われます。特に脳の深いところにある腫瘍や、境界が分かりにくい腫瘍、病変と重要な組織が隣接している場合には、非常に有用です。当院脳神経センターでは神経膠腫、髄膜腫、下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍、脳幹部海綿状血管腫などの手術にナビゲーションシステムを利用しています。

脳幹部海綿状血管腫


左側頭葉神経膠腫


ナビゲーションシステム

 

ストライカーNAV3iプラットフォームは、次世代のナビゲーションシステムです。 外科医の意見を反映させ簡便な操作性を追及したシステムです。 ストライカー独自のトラッキングテクノロジーは最も高精度な光学式カメラを提供します。

32インチ フル HDモニター

柔軟なポジショニングが可能なカメラ・モニターアーム

無停電電源装置UPS搭載

高精度なFlashPoint6000光学式センサーアレイカメラ


Built-in Liveカメラによるシステムセットアップ時のスマートインスツルメントの簡便なポジショニング

ストライカーのスマートインスツルメントテクノロジーは、外科医が清潔野からのソフトウェアコントロールを可能とします。

ストライカーナビゲーションは、脳神経外科・耳鼻咽喉科、脊椎外科医、整形外科、外傷に対応したソフトウェアを提供します。

スマートツール: アクティブLED コードレス リモートコントロール機能

15.4インチ フルHD タッチパッドモニター





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米国・ストライカー社製(生産地:ドイツ・フライブルグ市)最新のナビゲーションシステム 「NAV3i(ナブ3アイ)」を導入致しました。 日本国内においての初導入、第一号機が当院に設置となりました。 世界トップの高速 コンピューターと正確度・精度を誇るこの最新のナビゲーションを用いる事で患者様の 困難な脳疾患・脊椎疾患の治療に大変貢
献する状況となりました。 精度(0.2㎜)で手術をナビゲートします。

脳神経外科  溝渕 光