舌咽神経痛

舌の奥や喉の粘膜や鼓膜の一部など舌咽神経により支配される部位に発生する痛みのことをいいます。

原因

原因として多いのは、舌咽神経が脳幹部の近くで動脈などの血管により圧迫され発生するものです。

痛みの特徴

痛みの特徴は、突発的な電撃痛で持続時間は数秒から数分間です。痛みは食物や飲み物を飲み込む時やつばを飲み込む時に誘発され、舌の奥や喉の奥、耳に激しい痛みがおこり、このため流動食しか食べられなくなります。また、痛みはあくび、くしゃみ、会話でも誘発されます。 MRIにより舌咽神経を圧迫する血管が認められます。

治療

まずテグレトールという薬を内服し、効果をみます。

これが無効である方、副作用のために服用できない方で、痛みのために日常生活に支障がある方には手術が勧められます。手術の方法は、耳の後ろに約5cm程度の皮膚切開をし、500円玉程度の開頭を行い、顕微鏡下に、圧迫している血管を神経から離す操作を行います。 手術時間は2時間ほどで、症状の改善率は9割以上です。入院期間はおおむね2週間です。

                                                      脳神経外科  溝渕 光