高知県高知市にある医療法人新松田会 愛宕病院は 患者様本位を第一に考え、心の通ったきめ細かい診療にあたります。

臨床工学技術科

臨床工学技術科

臨床工学技士とは

「臨床工学技士法」に基づき、医師の指示の下、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする医療機器の専門医療職種です。

現在14名(男性10名、女性4名)の臨床工学技士が在籍しており、大きく【透析・医療機器管理チーム】【心カテ・内視鏡チーム】【手術室チーム】に分かれ、各々のメイン業務を行うとともに、医療機器の安全維持、有効性維持に努めています。
また、当院は二次救急医療機関のため、緊急透析・人工呼吸器・内視鏡・心臓カテーテル・手術室に関して、夜間や休日にも対応できるよう、24時間365日オンコール体制をとっています。

血液浄化業務

腎臓の機能不全により生命の維持が困難となった患者さまにおいて、拡散と限外濾過という物理的現象を利用して、腎臓の機能を代替する治療法を”透析”といいます。当院では透析室や病棟にて慢性腎不全の患者さまへの血液透析療法を主に、急性腎障害や敗血症性ショックなどの疾患や病態の患者さまに対し、持続的血液濾過透析法、血液吸着法、癌や肝硬変などによってたまった腹水を濾過濃縮する腹水濾過濃縮再静注法を行っています。また、劇症肝炎や肝不全に対して血漿交換療法を行っています。当院では、プライミング(回路の充填)から穿刺、バイタル管理、返血回収まで臨床工学技がチーム医療の一端を担っています。 

内視鏡業務

当院では、富士フイルム社製内視鏡を導入し、さまざまな検査を行っています。
主な業務内容は、検査介助(スクリーニング~止血、ERCPの介助など)、デバイスの選定など行っており、高知県初の上部内視鏡CADEYEシステム導入により病変の早期発見に努めています。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル検査とは、手の血管に約1.3~2㎜の細い管(シース)を入れて心臓の血管をリアルタイムで観察し、狭窄や閉塞がないかを確認する検査です。
心臓カテーテル業務では、医師の直介から生体監視装置やIVUS操作を行っており、予定検査から緊急検査まで対応しています。
その他の業務として、ペースメーカの植込み術やペースメーカ動作のフォローアップ、体外式ペースメーカの管理、アブレーション業務などがあります。

医療機器・人工呼吸器

院内で使用される透析装置、輸液ポンプ、シリンジポンプ、除細動器、IABP、人工呼吸器等の医療機器を、機器の性能が維持できるように保守・点検を行います。当院では透析室で一括管理しています。
人工呼吸器は肺の代行をしており、命に直結する医療機器のため、換気が正常に保たれているか毎日欠かさず人工呼吸器ラウンドを実施しています。また、睡眠時無呼吸症候群でCPAPを装着している患者さまに対し、データの解析抽出も行っています。
呼吸器管理では、24時間365日オンコール体制を整え、人工呼吸器、NPPV、ネイザルハイフローなど呼吸器に関する対応を早期に行い、医療機器の安全性の確保に取り組んでいます。

手術室

当院の手術室では、専任の臨床工学技士を5名配属しています。
手術室業務には、ナビゲーションシステムの操作、器械出しや外回り業務があります。
ナビゲーションシステムとは、手術を行っている場所を撮影した患者さまの画像をもとに3次元的に確認し、併せてナビゲーションシステム専用の手術器具を使用することで重要な血管や神経の位置をリアルタイムに確認することができます。それにより、手術による危険性を最小限にすることを可能にしています。
手術室にはさまざまな医療機器があり、臨床工学技士の器械への強みを活かし、始業点検を行い、機器のトラブルにも迅速に対応し、手術が滞ることがないよう努めています。

下記までお問い合わせください TEL 088-823-3301 〒780-0051高知市愛宕町1丁目1-13
FAX:088-823-3306

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