脳卒中の救急医療をスマートフォンでサポート

遠隔画像診断補助システム Mobile PACS/ INFINITT Mobile Viewer

脳卒中は、救急搬送される重症患者の約3割を占め、日本人の死因としても3番目に多い疾病です。脳卒中の発症時には、受け入れ先の病院でいかに迅速かつ適切な処置ができるかが、患者の生死や予後を大きく左右します。脳卒中の約6割を占める脳梗塞の治療は、発症から数時間以内にt-PAの投与や、血栓を除去する血管内治療などの適切な治療が行われれば、後遺症を軽減できる可能性が高いと言われています。しかし、専門医が緊急時対応のために病院に24時間常駐するのは難しく、緊急時対応のチーム医療環境の構築が社会的にも求められています。
INFINITT Mobile Viewerは、脳卒中を発症した患者が搬送された病院から、院外にいる専門医に電話連絡し、専門医はスマートフォンで患者の検査画像を閲覧し、脳卒中発症時の治療に必要な処置情報をやりとりすることで、病院内での診断や治療をサポートするシステムです。INFINITT Mobile Viewerは、静止画、動画、レポートを表示できます。 WW/WLプリセット機能（縦隔、肺野、脳など）、フルスクリーン表示、CT値表示、距離計測、患者情報非表示、シネ表示など、より速く、より正確な診断と治療をサポートする多彩な機能を搭載しています。
また、INFINITT Mobile Viewerは、ユーザ毎のアクセス権限管理、検査データ管理、データ暗号化などフィルムレスPACSサーバの画像管理機能を生かして、より安全に情報を共有できるシステムです。

主な特徴

（1）「ストロークコール」機能による緊急時連絡

脳卒中が疑われる患者が病院に救急搬送された場合、院内の担当医は専門医に電話連絡します。コールを受けた専門医は、スマートフォン上で、救急搬送された患者の検査画像情報を閲覧して適切な検査や処置についてコメントし、担当医の治療方針判断や、専門医が駆けつけるまでの診断、治療をサポートします。

（2）豊富な画像表示機能

CTやMRIなどの検査画像を表示することができ、医師がスマートフォンから見やすいように画像のウインドウレベルを自由に変更できます。

INFINITT Mobile Viewerは、軽快さ、専門性、フレンドリー、強固なセキュリティを提供するモバイル画像参照ビューワです。
iPhone、iPadはもちろん、Android系OSスマートフォンやタブレットPCへ対応します。
軽快に－いつでもどこでも検査画像をタブレット端末でリアルタイムに参照できます。
フレンドリー－タブレット端末を利用して診察室だけでなく、ベッドサイドで画像を参照しながら患者さんと話をすることで、病気の理解が深まり、より良い信頼関係を築けます。
強固なセキュリティ－ユーザ毎のアクセス権限管理、検査データ管理、データ暗号化などフィルムレスPACSサーバの画像管理機能を生かして、より安全に情報を共有できるシステムです。
操作性－ DICOM Q/Rが不要です。一般クライアントのようにサーバにログインして検査を簡単に検索できます。患者ID、名前、モダリティ、検査日（期間）、ステータスなどで検索して表示します。
各検査別にサムネイル画像が表示され、簡単に画像を確認できます。
機能性－静止画、動画、レポートを表示できます。 WW/WLプリセット機能（縦隔、肺野、脳など）フルスクリーン表示、CT値表示、距離計測、患者情報非表示、シネ表示などができます。画像やレポートをメールで転送できます。
セキュリティ－サーバ側へ端末固有情報を登録できます。ユーザID/パスワードでログインする必要があります。使用しない場合は、自動ログアウトします。画像へのアクセス権限を設定できます。
iPad用ビューワ画面
ツールバー
CT値測定
シネ表示
動画表示